下剋上コンサルの "明日会社がなくなっても、やりたい仕事をしながら楽しく生きていくための戦略"

下剋上コンサルのキャリア構築予備校

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明日からすぐに実践できる!人間関係を劇的に改善する3つの方法

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「あの人がいるから会社に行くのが憂鬱だ」

「自分ではわからないけど、なぜか人から嫌われてしまう」

 

こんな風に人間関係の悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

 

本記事では、コンサルファームでの経験や、これまでの心理学や行動経済学の研究結果をもとに、科学的に効果が高いと証明されている「人間関係の改善方法」について、3つのポイントに絞って、ご説明いたします。

  

 

人間の悩みは全て人間関係の悩みである

 

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心理学の大家として知られているアルフレッド・アドラー(1870~1937年)は「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」、と述べています。

 

「いやいや、私はお金がないことと、持病持ちなことが悩みだから」という方がいるかもしれません。

 

しかし、アドラーは「お金がないと、他者や家族に迷惑をかける」や「病気になると、家族に迷惑がかかる」というように考えることで、結局、すべての悩みは人間関係の悩みに行きつくと述べているのです。

 

この考えは個人的な経験から、非常に的確だと感じています。

 

なぜなら、私自身が人間関係の悩みから解放されたことで、他の悩みからも解放され、非常に充実した人生を送ることができているからです。

 

人間関係の悩みから解放されて得られたもの

 

大学生になるまで、私は人間関係において、以下のような悩みを抱えて生きてきました。

 

・相手にどう思われているのかわからず不安で、何を話していいのかわからない

・相手の嫌なところが見えてしまい、話したくなくなる

・イライラすることが多いので、家族や仲の良い友人にもイライラをぶつけてしまい、関係性が悪くなる

・特に、初対面の人やよく知らない人と話すことに激しく居心地の悪さを感じる

・特定の個人やグループから嫌われてしまい、コミュニティに居づらくなる

 

大学に入った直後も、志望校に受からなかったコンプレックスが強く、まわりの人とうまくコミュニケーションを取ることができず、思い悩んでいたことを覚えています。

 

下手にプライドだけが高く卑屈な自分は、何て社会不適合者なのだろうと思い、将来は数学者になり、一生、人と関わらずに数式と戯れながら暮らしたいと思っていたくらいです(笑)

 

そんな私ですが、本記事に記載する人間関係を改善する方法を学び、実践しながら身に着けてきた結果、以前とは別人のような人間になることできました。

 

具体的には、

 

・初対面の人と話すことが大好きで、ワクワクするような人間になった

・人間関係で思い悩むことが一切なくなり、周りの人全員が自分の昔からの友人のように思えるようになった

・人間関係に悩まなくなると、他の悩みも自然と消えていった

・悩みがなくなると、物事の考え方がとてもポジティブになり、日常のちょっとしたこと(天気がいいとか、コーヒーが美味しいとか)で幸せを感じられるようになった

・周りの人から「癒される、安心する、嫌味が一切ない、裏がなさそう、一緒にいると楽しい」と言われることが多くなった

・会社でも「いつも、楽しそうに仕事をしているよね」と言われ、社内からも社外からも高い評価をいただけるようになった

・何かあれば、周りの人が助けてくれる、という安心感があるので、何かに対して不安を感じることが一切なくなった

 

ここには表現し切れないほど、私の人生は大きく良い方向に向かい始めました。

 

では、私の人生をここまで変えてくれたものとは、一体何でしょうか?

 

人生を変える、人間関係を改善するための心理学

 

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私の人生を変えたもの。

それは、「心理学」です。

 

心理学に出会えたことで、私の人生はガラリと変わりました。

 

心理学は、大きく以下の二つに分類できます。

 

①心理テストのように根拠が薄く娯楽的な要素が強いもの

②参与観察や統計学を用いて、科学的に効果が認められているもの

 

私は、理系出身ということもあり、①は調査対象から除外し、②に該当するものについて集中的に、書籍や論文を読み漁ってきました。

 

本記事では、私のこれまでの心理学研究の中から、以下の条件を満たしているもののみを厳選してご紹介します。

 

① わたしが実際に試してみて、かなり効果を実感できたもの

② 友人や相談者に伝え、彼らも効果を実感できたもの

 

それでは、具体的な方法論に移りましょう。

 

心理学に基づく、人間関係を改善するための3つの具体的な方法

 

結論から書くと

 

誰にでも笑顔で接する

挨拶・気遣い・感謝・賞賛で、相手に自己重要感を与える

人の批判や悪口を言わない

 

この3つを実践することに尽きます。

 

読んでみると、「なんだ、こんなことか」と思われるかもしれないですが、騙されたと思って、まずは1週間継続してみてください。

 

このブログでは何度も強調していますが、「行動に移すこと」が重要です

 

読んで、理解して、終わり、では何も変わりません。

 

上記で説明した3つのポイントを、スマホか手帳に書き出し、毎日できているかどうかを継続してチェックしながら実践するのをオススメします。

 

とはいえ、

「なぜ笑顔が大切なのか、具体的に教えて」

「自己重要感って何や?」

等の声が聞こえてきそうですので、まずは①からご説明いたします。

 

①誰にでも笑顔で接する

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笑顔で接することのメリット①

 

まず、何よりも重要なのは笑顔です。

 

この理由を説明する前に前提として頭に入れておいていただきたいのは

 

感情はミラーニューロンを通じて、相手に伝わる

 

ということです。

 

これはどういうことかというと、

 

例えば、相手が悲しかったり、怒っていたりすると、自分も同じように悲しくなってしまったり、怒りが湧いてくるということがあります。

 

他にも、就職試験の面接待ちの部屋などで、まわりの受験者が緊張していると、自分まで緊張感が伝わってきて緊張してしまうことがあると思います。

 

これらは脳のミラーニューロンという仕組みによるものです。

 

ミラーニューロンの働きにより、言葉を使わなくても、相手の感情を察知し、それが自分に伝染するということが起こるのです。

 

したがって、あなたが楽しくリラックスした気持ちでいれば、この気持ちも伝染します。

 

屈託のない笑顔で「あなたと話せて嬉しいです」という気持ちで話しかけることができれば、相手もその気持ちを察知し、あなたに好印象を抱くため、結果として人間関係を改善しやすくなるのです。

 

笑顔で接することのメリット② 

 

笑顔をつくることには、更なるメリットがあります。

 

それは、

 

 笑顔になる回数が増えれば増えるほど、自然と気持ちが明るくなり、ポジティブな思考に変わる

 

ということです

 

笑顔という表情は、表情分析学の観点から民族を問わず、全人間共通で「嬉しさ、楽しさ、幸福感」といった感情を表します。

 

言い換えると、人間の脳が「嬉しい、楽しい、幸せ」だと感じるときに、表情の筋肉が「笑顔」といわれる表情を作り出すのです。

 

この原理を逆に利用すると、「笑顔」を作るようにすることで、脳を「嬉しい、楽しい、幸せ」だと勘違いさせることができ、その結果、思考がポジティブになるのです

 

人間は通常、明るくてポジティブな人間を好みますから、やはり、好印象を与え、人間関係を改善することにつながるのです。

 

昔から、「笑う門には福来る」というコトワザがありますが、これは心理学や脳科学、表情分析学の観点から正しいと言えるわけですね。

  

②挨拶・気遣い・感謝・称賛で、相手に自己重要感を与える

 

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次に重要なのは、「相手に自己重要感を与える」ことです。

 

人間は誰でも

人から大切にされたい、認められたい、価値がある存在だと思われたい」という根源的な欲求を持っています。

 

「自己重要感を与える」というのは、この欲求を満たしてあげることを指しています

 

具体的なエピソードでご説明しましょう。

 

自己重要感を与えることの大切さがわかるエピソード

 

あるお医者さんは、いつも、患者さんとちょっとした世間話をすることを習慣化しており、会話内容をPCに簡単なメモとして書き留めています。

 

1か月後に再来院した患者さんの治療を始めるときに、PCのメモをみて以下のように話しかけます。

 

「〇〇さん、こんにちは。ところで先日、お話を伺った中学校に進学された息子さんはお元気ですか?」

 

患者さんは先生の一言を聞いた瞬間に、

 

「先生は1か月前に私と少しお話したことも、ちゃんと覚えてくれているんだ」と感じ、驚きとともに、とても嬉しい気持ちになります。

 

これが、自己重要感が満たされた瞬間です。

 

こうして、その患者さんは少し医院から離れたところに住んでいるものの、

また来院することになりました。

 

現在、その医院はとても評判よく、とても多くの患者さんが集まっています。(完)

 

このエピソードは自己重要感を満たして顧客の心をつかんでいる医院の例でした。

 

このように、人間は自分の自己重要感を満たしてくれる人を常に渇望しており、そのような人が現れると、好印象を頂き、信頼してしまう傾向があるのです。

 

では、具体的にどのような行動が、「相手に自己重要感を与える」ことに繋がるのでしょうか?

 

それは、表題でも書きましたが、「挨拶・気遣い・感謝・称賛」になります。

 

1. 挨拶

 

まずは、笑顔で挨拶することを習慣にしましょう。

 

できれば、「〇〇さん、こんにちは!」のように名前を入れて挨拶をすると、なお良いです。(人間は自分の名前を呼ばれることを基本的に心地よく感じる生き物のため)

 

イメージとしては、「スタバ店員になりきって、挨拶する」というのが良いかと思います。

 

スターバックスでは、「こんにちは」という挨拶と、爽やかな笑顔で店員さんが迎えてくれることが多いです。

 

さらに、頻繁に来るお客様の顔を覚えて、会話することを大切にしているなぁと感じます。

 

このように、普段の生活の中で、「この人の挨拶は素敵だな」と思ったら、それを自分も実践してみることが、良い挨拶の上達への近道となるでしょう。

 

2. 気遣い

 

よく、「相手の立場に立って考えればよい」ということを聞きますが、

これだけではやや抽象的で、具体的にどのような行動をすればよいのかが不明確です。

 

そのため、以下に記載するレベルまで具体的にしたうえでメモをし、行動できているかを定期的にチェックすると良いと思います。

 

<ビジネスマンが取り組むべき気遣いリスト>

・メールはこちら側で終わらせる

・お詫びやお礼はメールだけでなく、直接or電話で伝える

・相手が見えなくなるまでお辞儀を続ける

・顧客ビルの100m手前でタクシーから降り、そこから走っていく

・エレベータに乗ったら、すぐに操作盤の前に立つ

・相手に折り返し電話をさせず、必ずこちらから電話を掛けなおす

・食事時は相手より先に箸を割らない、食べない、飲まない

・ビールは机越しに注がず、隣にいって注ぎ、ビールのラベルが相手に見えるように置く

 

上記は、「電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり」という書籍から学んだことを書き起こし、普段から実践している内容です。

 

気遣いの大切さと、具体的にやるべき行動がとても良書であるため、詳しく知りたい方は、是非参考にしてください。 

  

さらに気遣いを身に着けるためには、「自分が人からやってもらって嬉しかった」と思う気遣いをメモしておき、それを繰り返し復習しながら自分もやってみる、というのが良いかと思います。

 

3. 感謝

 

「ありがとう」

 

この5文字は、とても、強力な言葉です。

 

端的に言うと、この言葉を可能な限り使う癖をつけることに尽きます。

 

例えば、何か頼み事をするときも、普通にお願いするのではなく、

 

いつもありがとうございます、〇〇さん。お忙しいところ申し訳ないのですが、△△をお願いできませんでしょうか。」

 

のように、先に感謝の気持ちを述べることで、頼み事をされる相手は自己重要感を感じ、気持ちよく仕事を引きうけることに繋がります。

 

とてもシンプルですが、普段から「ありがとう」を言う習慣がない方は多くいらっしゃるかと思います。

 

今後は、是非、意識的に使うようにしてみてください。

 

4. 称賛

 

称賛の落とし穴とは

 

最後に、称賛についてです。

 

「ただ褒めればいいんだろ? ベタベタしたお世辞を言うのは、僕の得意分野だ!がははは。」

という方がいるかと思います。

 

ここには、落とし穴があります。

 

それは、「お世辞はバレやすく、逆効果を生む可能性があり、さらに、第三者からも嫌われる可能性がある

ということです。

 

とうのも、人間は、褒めてもらいたい、認めてもらいたい(これらも自己重要感の一つ)という欲求を強く持っている一方で、

 

「この人が言っていることは、本心じゃないな。嘘だな。」ということを敏感に感じており、平気で嘘をつく人間に少なからず嫌な気持ちを抱くためです。

 

さらに、誰かに媚びへつらう人間を見た時に、嫌悪感を抱く人間がいることも事実であり、特に女性のコミュニティにおいて、そのような人間は嫌われる対象になりがちです。

 

したがって、いつでもどこでも称賛を使うというのは少なからずリスクを伴うため、「本当に心からいいな、と思うことに対して、心の底からの称賛を伝える」ということを意識するのがよいでしょう。

 

「そんなこと言っても、人の本当に"いいところ"なんて見えない。"悪いところ"ばかり見えてしまう。」

という方もいるかと思います。

 

しかし、これは心理学でいう「カラーバス効果」によるもので、意識的に変えていくことができます。

 

カラーバス効果を利用し、相手の本当にいいところを見つける

 

カラーバス効果というのは、人間は、無意識のうちに自分の見たいもの・情報ばかりを探しているため、それに関する情報ばかりが手元に集まる、という現象です。

 

たとえば、朝のニュースの占いで、「今日のラッキーカラーは黄色」と聞くと、とたんに身の回りの黄色いものが目に付くようになります。

 

ラッキーカラーの占いを聞く前後では黄色いものの数は変わらないはずですが、無意識のうちに黄色いものばかり探しているため、目に付くようになるのです。

 

これと全く同じように、「人のいいところ」を探そう・探そう、と考えるようにすることで、カラーバス効果により、「人のいいところ」ばかりが目に付くようになるのです。

 

そうすると、もうあなたはお世辞を言う必要は全くありません。本当に心からいいな、と思うところが目につくようになるので、それに対して、自分の本心に背くことなく、心から称賛を与えることができるのです。

 

そして、心からの称賛を受け取った相手は、あなたに好印象を頂き、やはり良好な人間関係が構築されるのです。

 

③人の批判や悪口を言わない

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これまで、

誰にでも笑顔で接する

挨拶・気遣い・感謝・賞賛で、相手に自己重要感を与える

について説明してきました。

 

これらをしっかりと継続的に実践するだけで、人間関係を改善することはできるはずです。

 

しかし、人間関係は一度、改善したとしても、ちょっとしたことですぐに悪化してしまうことがあることを頭に入れておくべきなのです。

 

人間関係を悪化させる原因とは

 

人間関係を悪化させてしまうもののうち、特に大きな原因となり得るもの。

それが、「批判や悪口」です。

 

「いや、うち、目の前の友達の悪口とか言わんし。ずっ友だし!」

と貴方はいうかもしれません。

 

実は、目の前の人の悪口ではなく、友人の前で誰か別の人の批判や悪口こそ、言わないようにするべきなのです。

 

これはなぜかというと、自分が職場の人間や恋人、友人、家族のグチを言ってスッキリしていたとしても、それを聞いた人間の脳は、無意識のうちに以下のように解釈しているためなのです。

 

「この人はきっと、裏で、私の批判や悪口も言っているのだろう・・・」

 

このように感じさせてしまうと、心の底から、批判や悪口を言う人のことを信じることはできなくなってしまいます。

 

たとえ、いくら笑顔で、気遣いができる人であっても、

「あの笑顔の裏には、何かあるのではないか?」

「気遣いできるように見えるけど、本当はめっちゃんこ性格悪いんじゃないか」

 

などと、裏読みされてしまうのです。

 

さらに、批判や悪口を言う人は「心が満たされていない悲しい人間だ」と思われてしまうこともあります。

 

というのも、本当に心から満たされている人は、自分の人生に満足しているため、人の批判や悪口を言おうという気が全く起きないためです。

 

これらの理由から、可能な限り、誰かの批判や悪口を言うことは避けるべきなのです。

 

最後に

 

ここまでの内容は十分ご理解いただけたでしょうか。

 

本記事に書いている内容をさらに深めたい方は以下の書籍を参考にしていただければと思います。

 

本記事で紹介した

笑顔で接すること、自己重要感を与えること、批判をしないこと、等の大切さと、これらを実践することによるメリットを、ストーリーを通じて非常にわかりやすく理解することができます。

 

 

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

 

 

この本は、私の人生を変えてくれた大切な本の一つになります。

是非、人間関係に悩み、改善したいという方は参考にされると良いかと思います。

 

本日は以上となります。

コンサル就職・転職のためのケース面接対策:元外資戦略コンサルによるケース面接の実況中継

こんにちは、下剋上コンサルのJinです。

 

今回は元外資戦略コンサル(ボストンコンサルティンググループ)に所属していた転職エージェントの方から、ケース面接に対する解決アプローチをご説明いただきましたので、その内容をご紹介したいと思います。

 

コンサルへの就職・転職にあたり、「ケース面接対策」を本記事では図解を交えながら詳しくご説明いたします。

 

コンサルや外資系企業の就職・転職を目指している方に役に立つ内容と思いますので、ぜひご覧ください。

 

ケース面接とは?

 

まず、「ケース面接」について簡単にご説明いたします。

 

ケース面接は、元々はGoogleの採用面接で用いられていた面接の手法で、現在は外資系のコンサルティングファーム外資系金融会社をはじめとして、一部の総合商社等でも導入されております。

 

この面接を通じて、企業は候補者の物事に対する考察力や論理的な思考力、課題解決能力などを評価することを目的としています。

 

具体的には、

「駅前にあるカフェの売上を3倍にするにはどうしたらよいか?」

「文化祭で出すパンケーキの利益を前年度の2倍にしたいがどうしたらよいか?」

などのテーマを与えられ、これらに対して5~10分程度の時間でアイデアをまとめて、面接官に対してプレゼンテーションを行うことが求められます。

 

本記事では、具体的なケース面接のお題を挙げ、これに対するアプローチを説明していきます。

 

ケース面接:「NHK受信量不払いの方から受信量を徴収するにはどうすればよいか?」の解決アプローチ

 

今回、本記事で解説するケース面接のお題は

NHK受信料不払いの方から受信料を徴収するにはどうすればよいか?」

 

 

制限時間は10分です。

 

このような問題を聞いたときに、あなたはどのようなアプローチで取り組むか、少し考えていただけますでしょうか?

 

・・・

 

 

さて、いきなりですが、

解決のアイデアを徒然なるままに書き出してはいませんでしょうか?

 

コンサルがまず取るべきアプローチは

 

どのようなステップで結論に至るのかを説明し、合意を得ること」です。

 

たとえば、コンサルは何かを話し始める前に以下のような説明をすることが多いです。

 

「これから5分程度の時間で、3つの内容について自己紹介させていただければと思います。1つ目が、私の経歴、2つ目が私の趣味、3つ目が今後の目標、です。」

 

自己紹介程度でこのように話すのは気持ち悪いと感じるかもしれないですが、コンサル業界ではこのように結論ファーストでの説明の仕方が常識となっており、好まれるということを頭に置いておきましょう。

 

それでは、具体的に、元BCGコンサルから教わったアプローチ例を会話形式で説明いたします。

 

ケース面接の解決アプローチの実況中継

 

面接官:

「さて、10分間経ちましたので、NHK受信料不払いの方から受信料を徴収するにはどうすればよいか?という問題についてご説明いただければと思います。よろしくおねがいいたします。」

 

元BCGコンサル:

「よろしくおねがいいたします。それでは、まず初めに、どのようなアプローチで問題解決に至るかの枠組みを説明させていただければと思いますが、よろしいでしょうか?」

 

★ポイント:最初に上記の太字のような一言を入れることで、普段現場でコンサルを行っている面接官の印象はグッと良くなります

 

面接官:

「どうぞ」

 

元BCGコンサル:                                                

「今回の目的は、NHK受信料不払いの方から受信料を徴収するために、有効な打ち手を提案することです。取るべき打ち手は、不払いの理由により大きく変わってくると想定されますので、不払いの理由をツリーで分解します。そのうえで、分解した不払いの理由ごとに打ち手アイデアを洗い出していきます。最後に、打ち手アイデアを”実現可能性”と”目的達成性”の2つの観点から評価し、最も優れた打ち手を選定できればと思います。」

 

面接官:

「わかりました」

 

元BCGコンサル:

「それでは、まずは不払いの理由をツリーで分解したものをご覧いただければと思います(以下、図1を参照)。こちらをもとにアイデアを洗い出していきたいと思います。」

 

面接官:

「お願いします」

 

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図1  不払いの理由のツリー分解

※緑色の吹き出しは、元BCGコンサルのアドバイス

 

ケース面接におけるロジックツリー分解のコツ

 

ここからは実況中継からは離れ、ケース面接におけるロジックツリー分解について説明していきます。

 

図1の緑の吹き出しの部分を参照ください。

 

まず、図1の吹き出しには「MECE」という言葉を書いていますが、これは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive 」という英語の略語になります。

 

日本語に訳すと、「モレがなく、ダブりもない状態」のことを表しています。

 

コンサルでは頻繁に使われている用語のため、知らなかった方は覚えておくとよいでしょう。

 

さて、「NHK受信料不払いの理由」をツリーに分解していきますが、実は、ここを完全にMECEにしようとする必要はありません。

 

重要なので強調しますが、MECEっぽく見えればよいのです

 

ケース面接は通常、10分程度の制限時間の中で解決策を提示する必要がありますので、MECEかどうかに拘りすぎて、打ち手のアイデアが出せなかったということは避けるべきなのです。

 

それでは次に、不払いの理由を、ロジックツリーにより分解していく理由を考えてみましょう。

 

ロジックツリーに分解する理由

 

ケース面接において、問題をロジックツリーに分解していくべき理由は以下の二点です。

 

① 打ち手のアイデアを幅広く洗い出すため

② 面接官とディスカッションしやすくするため

 

この二つについて説明していきます。

 

①打ち手のアイデアを幅広く洗い出す

 

まず、①についてですが、ロジックツリーに書き出すことで、個人のアイデア(仮説)を、思い付きベースよりも広げられる可能性が高いのです。

 

理由は以下の3つです。

 

  1. 「思いつき」でアイデアを挙げようとしても、出てくる数に限りがある
  2. 「思いつき」で挙げると、重要な論点が漏れてしまっている可能性がある
  3. 図1のロジックツリーのように、上位概念から「もれなく、ダブリなく」を意識しながら因数分解していくと、結果としてアイデアの数が「思いつき」よりも多くでてきやすく、重要な論点が漏れてしまう可能性も低い

 

これらの理由により、ロジックツリーに分解することで結果として、解決の打ち手となるアイデアを広く洗い出すことにつながるのです。

 

なお、上記については↓の記事で詳しく記載しているので、興味がある方はご参照いただければと思います。

think-tank.hatenablog.com

 

 

次に、ロジックツリーに分解する理由の2つめである

「②面接官とディスカッションしやすくするため」

について説明します。 

 

②面接官とディスカッションしやすくするため

 

図1のようにロジックツリーに分解することにより、①で説明したように幅広いアイデアが出せる可能性が高まります。

 

これは、自分だけに当てはまるのではなく、ロジックツリーを見ている人、すなわち面接官にも当てはまるのです。

 

言い換えると、面接官もロジックツリーを眺めることで、様々な意見やアイデアを生み出しやすくなるのです。

 

ケース面接では、「自分がなるべく優れたアイデアを出さなくては、面接に落ちてしまう」と思っている方も多いかと思いますが、実は面接官とチームになったつもりで取り組むことが重要なのです。

 

なぜなら、ケース面接では、地頭の良さや発想の柔らかさだけではなく、

 

「今後、仕事をするときに一緒に楽しく議論していけそうか」

 

も見られているためです。

 

コンサルの仕事において、自分1人でアイデアを検討する機会は実はあまり多くなく、2~3人のチームでディスカッションしながら検討を行うことが多いのです。

 

この点を意識し、ケース面接時にはロジックツリーをつくることにより、面接官からもツッコミやアイデアを引き出し、楽しみながらディスカッションできることが重要になってくるのです。

 

以下の記事でもお伝えしておりますが、「優秀、かつ、可愛い奴」と思わせることは、面接を突破するために極めて重要です。

 

think-tank.hatenablog.com

 

 

「優秀だが嫌な奴」、よりも、「少しばかり頭が悪くても一緒に楽しく働ける奴」の方を好む人間は多いのです。(これは地頭至上主義と思われがちなコンサル業界でも然り、です。)

 

打ち手のアイデアの出し方について

 

続いて、打ち手のアイデアの出し方について、ご説明いたします。

 

不払いの理由をロジックツリーにより、ある程度分解したら、ここからはどれだけ優れたアイデアを出せるかが勝負になってきます。

 

よく、ロジックツリーを使えば、そこから論理的に最適な答えが導けると考えている人がいますが、これは正しくありません。

 

ロジックツリーはあくまで、アイデアを出すための補助的なツールに過ぎず、発想を出すための手助けをしてくれるものの、アイデアを生み出すための創造力は必要になるのです。

 

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図2 打ち手のアイデアをうみだすためには

 

今回であれば、不払いの理由を「経済的能力」、「物理的能力」、「金銭的にケチ」、「手続きが面倒」などと分解できましたが、ここから「打ち手のアイデア」を論理的に生み出すことはできず、創造力が必要となるのです。

 

「創造力が必要といっても、抽象的すぎてわからないよ」

という方がいらっしゃるかと思いますので、今回は打ち手のアイデアを出すための方法を2点ご紹介いたします。

 

①打ち手のアイデアの発想に役立つフレームワークを活用する

②アイデアを広げるために様々なビジネスケースを学ぶ

 

①打ち手のアイデアの発想に役立つフレームワーク

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図3 打ち手のアイデア

 

図3の黄色く色塗りをしている部分を参照ください。

 

「金銭的にケチ」であることが理由で、NHK受信料を払っていない人に対して、どのような打ち手を使えば、お金を払わせることができそうでしょうか。

 

今回は以下の二つのフレームワークを用いることにより、アイデアを洗い出しました。

①任意 or 強制的

②アメ or ムチ

 

打ち手を考えるときに、それが「任意」なのか「強制的」なのか。

はたまた、その打ち手はターゲットにとって「嬉しい=アメ」なのか、「回避したい=ムチ」なのかを考えるのです。

 

たとえば、強制的に払わせるための施策としては、「TV購入時に自動的にNHKの受信料を引き落としにすることを要件とする」といったものが考えられます。

 

多くの問題解決の打ち手を考えるにあたり、このフレームワークは適用できることが多いので、ぜひ頭に入れておいてほしいと思います。

 

②アイデアを広げるために様々なビジネスケースを学ぶ

 

二つ目に、創造力を鍛えてアイデアを生み出せるようになるための近道をお伝えします。

 

海外や国内のビジネススクールに留学して、様々な企業のビジネスケースを勉強するという手があるのですが、これには多大な時間とお金がかかってしまいます。

 

そのため、具体的なビジネスケースを書籍で学ぶのが短時間かつ安価で実施できる有効な施策と言えるでしょう。

 

今後、本ブログでもオススメの書籍をご紹介していきますが、ビジネスケースを学ぶ上で特に役に立った本を以下にご紹介しておきます。

 

ご参考までに

 

まとめ

 

それでは、最後にまとめを記載します。

 

ケース面接で重要なことは以下の通りです。

①最初に、面接官に対して問題解決の枠組み(どのようなステップで結論に至るのか)を説明すること

②問題の分析を、ロジックツリーにより行うこと。ただし、ロジックツリーがMECEであるかどうかについては拘り過ぎないようにする

③問題の分析が終わったら、打ち手のアイデアを創造する。そのためには、創造力が求められるので、フレームワークを活用したり、書籍の読解等を通じてトレーニングする必要がある

 

以上となります。

皆が知っておくべきマーケティングの基礎 後半

こんにちは、下剋上コンサルのJinです。

 

コンサルティングファームで働いている経験や書籍の情報をもとに、マーケティングについての基礎をお話します。

 

また、コンサルへの就職・転職を考えている皆様に向けて、コンサルの仕事をイメージしていただけるように、私の働いている某コンサルファームでのマーケティング戦略を具体的に記載していきますので、参考にしていただければと思います。

 

think-tank.hatenablog.com

 

↑こちらの記事が本記事の前編となっているため、読んでいない方はまずお読みいただけますと幸いです。

 

マーケティングにとっての重要要素③ 差別化について

 

差別化を考えるにあたって忘れてはいけないこと

 

まず初めに、「差別化」を考える上で忘れてはいけないことをお伝えしていきます。

 

「差別化」を一言でいうと、「競合との、お客様にとっての価値の差」になります。

 

重要なのは、あくまで「価値の差」であり、性能、機能、品質などの差ではない、ということです。

 

たとえば、デジタルカメラの解像度が1千万から2千万画素になったとします。

 

この場合、画素数という性能は2倍になっているのですが、一般のカメラユーザにとっての価値が2倍になっているわけではないのです。

 

というのも、一般のカメラユーザにとって2千万画素で撮影する機会が考えにくく、ファイルサイズが大きくなることで、かえって使いにくくなることが想定されるためです。

 

このように、商品を売る側の立場では、ついつい、顧客にとっての価値というのを忘れて、自分たちが良い性能・機能・品質を追求してしまいがちになるのです。

 

差別化を検討するときに、「競合との」という観点が重要な理由

 

次に差別化を考えるときに、「競合との」という観点が重要になる理由を考えます。

 

例として、マクドナルドの差別化を考えてみましょう。

 

マクドナルドの「差別化」というと、皆様は何を想像しますでしょうか。

 

最初に思い浮かぶのは、「早い・安い」ということではないでしょうか。

 

この回答は、マクドナルドの競合がモスバーガーと考えると確かに当てはまるといえそうです。

 

しかし、一方で、牛丼の松屋と比較したときには、いかがでしょうか。

 

一概に、マクドナルドの方が「早い・安い」とは言えないのではないでしょうか。

 

この場合は、例えば、「ゆっくりできる」ことが差別化になると考えられます。

 

このように、

 

競合が誰かによって「差別化」の内容は変化する

 

のです。

 

したがって、「差別化」を考えるときに、「具体的な競合は誰なのか?」を確認する作業が必要になるのです。

 

それでは、ここまでで「差別化」を考える上で忘れてはいけないことをお話しました。

 

続いて、「差別化」の具体的な方法をお伝えします。

 

「差別化」の具体的な方法

 

「差別化」は、どの業界においても基本的に以下の3つのどれかに当てはまります。

 

①密着軸

・顧客の個別ニーズに合った気の利いた対応

・顧客の顔を覚えてリピーターになってもらい、なじみ客に何度も来ていただく

・お客様の個別ニーズを引きだす営業部門に優秀な人材を配置し、顧客の意見を代表する営業部門が力を持つ

・エンジニアの仕事は「お客様の好み通りにつくること」。お客様の目的や使い方を詳しく聞き、個別ニーズに合ったものを作る

 

 

②商品軸

・高品質勝負。味はもちろん、店の雰囲気や内装なども含めたトータルな高品質が売り物

・競合より高品質、新技術を用いて差別化

・高単価で富裕層を狙い、客数はあきらめる

・エンジニアの意向が重視され、エンジニアが力を持つ

 

③手軽軸

・競合より、早い、安い、便利

・駅の近くにあって便利で、単価が低く、たくさんの人が来ないと困る

・一般客狙いで、客単価を下げて客数を増やす

・低価格で提供するための効率性を重視し、規模の経済が効く大量生産を志向

・店ならチェーン化し、薄利多売のビジネスモデルを取ることが多い

 

それでは、この「差別化」をコンサルに当てはめて考えてみましょう。

 

コンサルファームにおける「差別化」の具体例

 

私の働いているコンサルファームは、①密着軸と②商品軸のミックスになっています。

 

競合となるのは、他のコンサルファームが中心で、それ以外にはシステムエンジニアや広告代理店が当てはまります。

 

コンサルティングという仕事は、ざっくりいうと、

 

「優秀である」というイメージでブランディングされたコンサルタント(=商品軸)が、顧客に寄り添い(=密着軸)、お客様のニーズにあった付加価値を提供していき(=密着軸)ながら、目が飛び出るような高価格を請求し(=商品軸)するものになります。

 

私の会社では、お客様に寄り添い、一緒に汗をかきながら悩み抜き、戦略策定だけでなく実行支援までも責任をもって「最後までやり抜く」ということが文化となっており、これが密着軸の観点での「差別化」として会社内で共有されるようになっています。

 

一方で、商品軸の観点での価値としては、高学歴の学生のみを採用し、世界トップスクールでのMBA取得制度を用意したり、書籍の執筆・講演の機会を社員に積極的に与えるなど、商品(=コンサルタント)のブランド価値を高める施策を打ち出しています。

 

そして、顧客には、他社と比べても圧倒的に高い金額を請求します。(車でいうとベンツのイメージ)

 

そして、上司からは「君たちは死ぬほど高い金額を顧客に請求している。その金額に見合うだけの価値を出さなければ、すぐに競合に仕事を奪われてしまう。高いお金をもらっている分以上の価値を出すことを意識して仕事に取り組め」ということを徹底的に叩き込まれるようになっています。

 

これが、コンサルという仕事の「差別化」の軸になります。

 

これまでに「価値」や「ターゲット」、「差別化」といったお話をしてきました。

 

これらのコンセプトを具体的な施策に落とし込むための考え方である「マーケティングの4P」についてお話したいと思います。

 

マーケティングにとっての重要要素④ マーケティングの4Pについて

 

マーケティングの4Pは非常に有名で、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

以下の4つの文字の頭文字をとって4Pと呼びます。

 

マーケティングの4P

 

①Product:商品・サービス

⇒これを通じて顧客に価値がもたらされる

 

②Promotion:広告・販促

⇒商品・サービスの価値を顧客に伝える

 

③Place:販路・チャネル

⇒顧客に価値を届ける経路

 

④Price:価格

⇒会社に価値の対価がもたらされる

 

これまでに「価値」や「ターゲット」、「差別化」という概念を説明してきましたが、これを4Pの観点で具体的に考えてみましょう。

 

マーケティングの4PをPCメーカに当てはめた場合

 

例として、PCメーカに当てはめて考えてみましょう。

 

商品軸のApple、手軽軸のDellで比較してみます。

 

Apple

顧客ターゲット:デザインに強い拘りがある人。周りにカッコよく・オシャレに見られたい人

 

①Product:Mac book。シンプルなデザインを売りにしており、パッケージ(包装箱)に至るまで入念にデザインされている

 

②Promotion:先進的な尖ったメッセージを広告やウェブサイトで訴求。海外ではMacユーザはスマートで洗練されてカッコよく、Windowsユーザはダサいというイメージ戦略を展開

 

③Place:店の選定に気を使っており、値引き系の販売は行わない。Apple storeも作り、そこで魅力を十分に伝える

 

④Price:14万8000円~という高価格

 

Dell

顧客ターゲット:低価格を重視する個人や法人

 

①Product:安く調達できる汎用品を大量仕入れし、汎用性の高いパソコンを売る

 

②Promotion:新聞や雑誌に大量の広告を出稿し、大量販売する

 

③Place:コスト効率が高く、全国津々浦々で買えるネット販売

 

④Price: 低価格

 

このように、商品がPCであっても戦略が異なってくるのです。

 

次に、私の会社のコンサルティングにて、4Pを考えてみます。

 

筆者所属のコンサルティングファームにおけるマーケティングの4P

 

【弊社のコンサルティング

顧客ターゲット:困りごとを抱えている大企業の社員

 

①Product:人。困りごとを解決できる専門知識、リーダシップ、頭の良さ、人柄、外見

 

②Promotion:リピート、顧客内の口コミ、CIO向けセミナー、書籍発行、駅のパネル

 

③Place:可能な限り顧客オフィス。離れているときは、遠隔チャネル(メール、電話、Skype)にてタイムリーに対応

 

④Price:目が飛び出るほど高い価格

 

私の会社では、③,④は固定値として与えられることが多いです。

 

特に,④の目が飛び出るほど高い価格が固定となるため、①のProductで価格に見合うだけの価値を認めてもらう必要があるのです。

 

そのうえで、②の観点で、顧客にリピートや良い口コミをもらえるように一生懸命仕事に取り組むことはもちろん、飲み会やゴルフ等で親しくなることで、人間として好きになってもらい、仕事を頼んでもらえるようになること。

 

そして、セミナーや書籍の執筆により、各人の認知度やブランド価値の向上に努めていくといった形になります。

 

ここまでがマーケティングの4Pの説明となります。

 

最後に、ここまでの記事を書くにあたって参考にさせていただいた文献のご紹介をいたします。

 

参考文献:新人OL、つぶれかけの会社をまかされる

 

新人OL、つぶれかけの会社をまかされる (青春新書PLAYBOOKS)

新人OL、つぶれかけの会社をまかされる (青春新書PLAYBOOKS)

 

 

この本のメリットとしては、ライトノベル形式になっており、2時間程度で簡単に読み終えられることが挙げられます。

 

表紙を見る限りは、一見、美少女アニメ好きで、お母さんが買ってくれたチェックシャツとリュックサックを背負って大学に通っているヲタク系理系大学院生がターゲットのように思えますが、実際には極めて実用的で多くのビジネスマンの役に立つ内容となっております。

 

この記事で記載したことをより具体的にストーリー形式でわかりやすく書かれているため、参考にしていただければと思います。

 

以上となります。

皆が知っておくべきマーケティングの基礎 前半

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こんにちは、下剋上コンサルのJinです。

 

コンサルティングファームで働いている経験や書籍の情報をもとに、マーケティングについての基礎をお話します。

 

また、コンサルへの就職・転職を考えている皆様に向けて、コンサルの仕事をイメージしていただけるように、私の働いている某コンサルファームでのマーケティング戦略を具体的に記載していきますので、参考にしていただければと思います。

 

 

マーケティングにとっての重要要素① 価値について

 

顧客が求める価値とは何か? 

 

早速、少し考えていただきたいのですが、

貴方がイタリアンレストランを経営しているとします。

 

この時、お客様がイタリアンレストランに求めているのは何でしょうか?

 

「美味しい食べ物を食べにいく」

 

これはもちろん当てはまるのですが、これだけではないです。

 

・高齢のカップルが静かに会話を楽しみに行く

・若い男女が、友人とワイワイ楽しみに行く

若い女性がInstagramに写真をあげて、友達からオシャレな人間だと思ってもらうためにいく

 

顧客が求めているのは、おいしい料理、だけでなく、他にも様々な「価値」があることがご理解いただけたでしょうか。

 

このように、「買い手側が何を求めているのか」を考えることが、まずはマーケティングにおいて、基本的ではありますが、極めて重要になります。

 

顧客が求める価値を明らかにする方法

 

「買い手側が何を求めているのか」を明らかにするための良い手段は、

 

「普段、自分がマーケティングされる側の立場であるとき(買い物にいくとき、ご飯を食べにいくとき、美容室にいくとき)」に、顕在的・潜在的に自分が何を求めているのかをジックリと考えてみる習慣をつけること

 

になります。

 

これをコンサルに当てはめて考えてみます。

 

これまで、事業会社の人間がコンサルを使う「現場を見る」ということは、何度も経験をしてきました。

 

この経験から、逆に自分が事業会社の人間だった場合に、どのような「価値」を得られるがために、高単価のコンサルに仕事を頼もうと思うのか、をじっくりと考えてみました。

 

事業会社の方がコンサルに求める価値とは?

 

・社内では、とても解決できないような難しい問題を解いて欲しい

・自分が大きな実績を残せるようなアイデアを持ってきて、その実現まで手伝ってほしい

・社内では専門知識・スキルが足りないためにできない問題を解いて欲しい

・社内の人間には行いづらいことを代わりに実行してほしい(社員のリストラ、アウトソーシングする業務の検討、監査)

・社内の上層部に説明をつけるために力を貸してほしい(コンサルのブランドによる権威付け、説明しやすい資料の作成)

・社内で、組織的もしくは人間関係的に壁が厚いところを繋いでほしい

・手が足りないor期限付きの仕事のため、手伝ってほしい

・(潜在的に)自己重要感を与えてほしい

・(潜在的に)この人と話していると、うれしい、楽しい、幸せである

・(潜在的に)優秀な人に認められたい、褒められたい

 

上記の結果から、コンサルティングは優秀なら務まるわけではなく、サービス業のビジネスパーソンとしての基本スキルである「礼儀」や「相手への気遣い」といったところも重要になる、ということがご理解いただけるかと思います。

 

マーケティングにとっての重要要素② ターゲットについて

 

ターゲットを定める必要性とは?

 

さきほどは「価値」についてお話をしました。

 

続いて、「ターゲット」についてお話します。

 

なぜ、そもそも、「ターゲット」を定める必要があるのでしょうか?

 

それは、一言でいうと、求める「価値」は人によって異なるためです。

 

自分がいくら素晴らしい技術や製品を持っていたとしても、それを売られる側の人から見た時に「価値」ではなかった場合、マーケティングは失敗に終わってしまうのです。

 

どのようにターゲットを定めるのか?

 

それでは、少し考えていただきたいのですが、「ターゲットを考えろ!」と言われたときに、皆様ならどのような例をあげるでしょうか?

 

「20代女性」をターゲットにする、

というように年齢や性別で考えたでしょうか?

 

実は、顧客ターゲットを考えるにあたり、「20代女性」のように、最初から性や年齢で切る方法はよく使われているもののですが、これはあまり良い手法とは言えないのです。

 

たとえば、40代男性のAさんとBさん、20代女性のCさんがいるとします。

 

「時間がないから10分で昼食は済ませたい」という40代男性のAさんは、「ゆっくり同僚と話がしたい」40代男性のBさんよりも、「時間がないから10分で昼食は済ませたい」20代女性のCさんの方が近いといったことが起こり得るのです。

 

したがって、顧客ターゲットを定めるポイントは年齢や性別ではなく、「買う理由、選ぶ理由」にするべきなのです。

 

今回の場合は、「時間がないから10分で昼食を済ませたい方」をターゲットにする、といった具合になります。

 

では、次に視点を変えて、ターゲットを絞らないといけない理由は一体何なのでしょうか。

 

ターゲットを絞らないといけない理由

 

ターゲットを絞らないといけない理由、それは、「絞らなければ、競合に負けてしまい、売れない可能性が高い」からです

 

お客様は「より自分向けに特化したもの」を欲しています。

 

そのため、自分がターゲットを絞らずに万人受けするものを提供していると、「より特化したものを提供している」競合に負けてしまう可能性が高いのです。

 

何に特化するべきかを明らかにするために

 

では、何に特化するべきかを明らかにするためには、どうすればよいでしょうか?

 

それは、「他店じゃなくて、この店に来る理由」を考えればよいのです。

 

コンサルの場合、「他社ではなくて、〇〇社の〇〇さんに頼む理由」を考える必要があるといえます。

 

後半では、そのための「差別化」からお話したいと思います。

コンサル就職・転職のための必読書の紹介①超MBA式ロジカル問題解決

こんにちは、下剋上コンサルのJinです。

 

コンサルティングファームで働いている経験や、これまでの就活・転職活動をもとに、コンサルへの就職・転職に役に立つ本のご紹介をいたします。

 

今回は、第一弾ということで、「ロジカルシンキング(以下、書籍内の表現に合わせて”論理的思考”と記載)」について何となく聞いたことはあるが、そこまで理解できていない、といった方に入門書として極めてオススメの本をご紹介いたします。

 

この本は、私の働いている会社でも入門の書籍としてオススメされているのはもちろんのこと、マッキンゼーやBCGに20人以上も転職を成功させている著名な転職エージェントの方(本人もBCG出身)も「コンサルになりたい方、コンサルになったばかりの方にはとにかくオススメする」というほど評価の高い本となっています。

 

 

MBA式ロジカル問題解決(津田 久資さん著) のご紹介

 

「超」MBA式ロジカル問題解決

「超」MBA式ロジカル問題解決

 

 

この本が圧倒的に優れている理由

 

この本を読んでいて、まず、非常に素晴らしいなと思ったのが、「論理的思考」を身に着けることを目的としたものではない、ということです。

 

どういうことかというと、これまでに数十冊の「論理思考系」の本を読んだり、実際にコンサルとして働きながら感じているのは、

 

「論理的思考のスキル」は、身についているのが非常に実感しづらいという特徴がある

 

ということです。

 

これはなぜかというと、多くの書籍には、実際のビジネス課題に対してロジックツリーを作ってみよう、という演習問題があり、それらには「模範解答」が載っているものの、「一意に定まる明確な答え」は存在しないためです。

 

そのため、自分が頑張って作った答えと、模範解答を比較し、ズレが大きかった場合には、自分の思考プロセスが正しかったのか否かを判断するのが難しいのです。

 

さらにいうと、「模範解答」と同じ答えが書ければ、「論理的思考力」があるとみなされるわけではない、ということがあげられます。

 

下手に「模範解答」を暗記して、それをコンサルの転職面接で披露してしまった場合には、「みんなと同じような解法を暗記するだけのつまらない人間」だという格付けをされ、その場で不合格が確定するということにすら、なり得るのです。

 

これが、「論理的思考」が身についていることが実感しづらい所以です。

 

しかし、この津田さんの本は、切り口が違います。

 

ビジネスにおける「問題解決」が目的であり、そのための有効な手段として「論理的思考」がある

 

というスタンスで説明しているのです。

 

言い換えると、「論理的思考」はあくまで手段であるので、うまい・下手に関わらず、「問題解決」に役立つのであれば使おうよ、というスタンスなのです。

 

さきほど「身についていることが実感しにくい」と説明した「論理的思考力」ですが、これを身に着ける云々は置いておいて、ツールとして役に立つから、皆、とりあえず使ってみようぜと述べているのです。

 

就職・転職活動の面接で頻繁に聞かれる、具体的な問題の例

 

ここで、コンサルとしての素養を判断するために、就職活動や転職活動の面接で聞かれることが多い、具体的な問題(一般的にケース問題と呼ばれるもの)を考えてみましょう。

 

「ある公園のハトが減っている。この原因を特定せよ。」

 

という問題に取り組むとき、あなたはどのようなアプローチで問題解決に取り組むでしょうか?

 

本書では論理的思考ツールの一つである、「拡散・収束のプロセス」によって、このような問題を解決していくことを推奨しています。

 

具体的にご説明いたします。

 

まずは、拡散のプロセスについて、です。

 

拡散のプロセスについて

 

「拡散のプロセス」ですが、やることとしてはシンプルで、「ロジックツリー」を作成することにより、アイデアを拡散させて、洗い出すことになります。

 

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図1 ロジックツリーの例(本書図10をもとに作成)

 

「公園のハトが減った」という問題がある場合、それに対する原因仮説をいきなりアイデアベースで考えていくのではなく、以下のルールを”なるべく”守りながら、ロジックツリーに場合分けを行っていくのです。

①モレを許さずに分類する

②ダブりを許さずに分類する

 

この分類ですが、「そんなこと言っても難しいよ。そもそも、本当にモレがないかもわからないし、気づかないだけでダブリもあるかもしれない」

という方がいらっしゃるかと思います。

 

しかし、ここがポイントとなるのですが、

 

本書は、「ロジックツリーを作るにあたり、あまり出来具合に拘る必要はない。」と述べているのです。

 

通常、コンサル系の書籍や論理的思考の書籍を読むと、ロジックツリーの重要性が語られており、ロジックツリーは論理的思考のための魔法のツールのようなイメージを抱いてしまうことがあるかと思います。

 

しかし、本書では、ロジックツリーはあくまでアイデアを広げるためのツールにすぎず、作り方に拘り過ぎる必要はないということを述べています。

 

例えるならば、ロジックツリーは、遠足に行くときに持ち物の「チェックリスト」に似ており、作らないと、忘れ物(ヌケやモレ)が発生してしまう可能性がありますが、完璧に作らなくても、それなりに忘れ物を防ぐ効果は得られるのです。

 

実際、ロジックツリーを使うことで、たとえ作り方が下手であっても、以下の3つのメリットがあります。

 

ロジックツリーをつくることによる3つのメリット

 

①個人のアイデア(仮説)を、思い付きベースよりも広げられる可能性が高い

  1. 「思いつき」でアイデアを挙げようとしても、出てくる数に限りがある
  2. 「思いつき」で挙げると、重要な論点が漏れてしまっている可能性がある
  3. 図1のロジックツリーのように、上位概念から「もれなく、ダブリなく」を意識しながら因数分解していくと、結果としてアイデアの数が「思いつき」よりも多くでてきやすく、重要な論点が漏れてしまう可能性も低い

 

②集団でのコミュニケーションが行いやすくなる

  1. 「思い付き」で挙げていくと、集団である程度の数のアイデアが集まると、「もうこれくらいでよいだろう」となってしまう可能性が高い
  2. 「思いつき」で挙げていくと、たとえ集団であっても網羅性の確認が難しく、重要な論点が漏れてしまう可能性がある
  3. 図1のロジックツリーのように分解されていると、ツリーの枝ごとに担当部分を分けることにより、アイデアを広げやすく、網羅性のチェックも行いやすい

 

③論理的に考えるきっかけになる

  1. 「思い付き」で挙げていくと、「寝る前に食べると、太る」のように、実は直接の因果関係がないにも関わらず常識的に「そうだな」と思ってしまう仮説が挙がってきてしまう可能性がある
  2. しかし、このように論理性がないアイデアをロジックツリーに当てはめようとすると、うまく当てはめることができない
  3. そのため、「寝る前に食べると、太る」のは、なぜか?を考え、「寝る前に食べると、その食事によるカロリーを消費する前に体を休めることになり、カロリーが脂肪として蓄積され、太る」というところまで分解することにつながる

 

上記の3つのメリットがあるため、「ツリーを使うのはもっと上達をしてから・・」などという人がいるが、そんな必要はありません。

                                                                                                                     

下手であっても、ただアイデアを出すだけよりもメリットがあるのは明確なので、どんどん使ってみることが重要なのです。

 

ただ、そうは言っても、いきなり「ロジックツリー」を作れ、と言われても難しい、というのが実情だと思いますので、以下にロジックツリー作成のコツを記載します。

 

ロジックツリー作成のコツ

 

 ①1段目や2段目にモレが生じてしまうのは致命傷。そのため、最初に近ければ近いほど、慎重に検討する。

 

②1段目の分解は、抽象度を高めて、2つか3つに抑えるべき。4つや5つと増えてしまうと、それがMECEになっているかの検証が難しいため

 

③明らかに不要な枝葉は分解する必要がない。目的は、ツリー作成ではなく、問題解決に必要なだけのアイデアを洗い出すこと、であることを忘れない。

 

④対立概念を使うとMECEに分けやすい(ソフトとハード、流入と流出など)

 

⑤軸を明確にする

  • 時間軸(現在、未来、過去や短期、中期、長期)
  • 金額(10万円未満、10万以上15万未満、15万円以上など)

 

フレームワークの活用(マーケティングの4P、戦略策定の3Cなど)

 

 

ここまでで、ある程度網羅的にアイデアを“拡散”させることができたところで、「拡散のプロセス」は終わりになります。

 

収束のプロセスについて

 

続いて、拡散させたアイデアの中から、どれに取り組むべきかという収束のプロセスについてご説明いたします。

 

収束を行っていく、言い換えると「アイデアを絞り込んでいく」ためには、何らかの評価基準が必要で、その評価基準に基づいて収束を行っていくということになります。

 

評価基準は現実のビジネスにおいては、以下の3つになることが多いため、これら3つを中心に考えるのがよいでしょう。

 

洗い出したアイデア(仮説)の中から、絞り込んでいくための評価基準

 

①実現可能性

  • 法令を遵守しているか
  • 倫理的に許されるか
  • 技術的に実現可能か
  • 経営資源的に実現可能か

②目的到達性

  • イデアを行うことにより、課題がどの程度解決されるか

③副産物

  • 他商品への影響
    ⇒A商品の売上をあげると、B商品の売上が下がる場合(カニバリゼーション
  • ブランドへの影響
    ⇒施策を行うと、ブランドイメージが悪くなるなど

 

これらの評価基準を踏まえて、ロジックツリーにより拡散した多くのアイデアの中から収束(絞り込み)を行い、取り組むべきアイデア数個について優先順位をつける、ということになります。

 

これによって、意思決定者に対しても、「どのようなプロセスで、なぜそのような結果になったのか」が非常に明確に説明することが可能になるのです。

 

今回は以上になります。

サラリーマンのためのパーソナルブランディングの重要性と具体的な方法

 

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こんにちは、下剋上コンサルのJinです。

 

コンサルティングファームで働いている経験や、上司や書籍を通じて学んだことから「”優秀だ”と感じさせるためのパーソナルブランディングの重要性と具体的な方法」について、お伝えします。

 

組織から個人の時代へ

 

組織ではなく、個人で評価される時代へ

 

ハーバードビジネスレビューの一節を引用します。

 

新しい経済の基本的単位は、会社ではなく、個人になる。

仕事は、固定化した管理組織によって与えられ、コントロールされるのではなく、既存の組織外で個人事業主の集団によって遂行される。電子で結びついたフリーランサー、すなわちEランサーが、流動的な臨時のチームを作り、製品を生産、販売したり、サービスを創造・提供したりする。仕事が終わればチームを解散して再び個人事業主に戻り、次の仕事を求めてさすらう。

「Eランス経済の夜明け」

 

ざっくりいうと、

これからの時代、会社という組織がなくなっていき、多くの人が”個人事業主”のように働いていく必要性があること

を述べています。

 

今までのように、会社に雇用を守られていた時代は終わりを告げようとしています。

 

think-tank.hatenablog.com

↑の記事に大企業に勤めているからといって将来安泰という時代は終わったことを記載しました。(私の父親がそうであったように)

 

今後は、これまで以上に「個人」という単位で、評価されることになっていくのです。

 

コンサルの職場で起こっている変化

 

実際、私が働いている会社でも、役職ごとの固定給の割合を小さくし、個人の仕事のプロセスや実績を反映したボーナスの割合を大きくするといった給与制度改革が導入され始めました。

 

これまで、弊社では「1日中、新人の日報と、Yahooニュースを見ているだけで年収1000万円」をもらっている人などがゴロゴロ在籍していましたが、今後は確実に変わってくるでしょう。

 

サラリーマンにとって、パーソナルブランディングがなぜ重要なのか?

 

「個人」という単位で、評価される時代において、一体、何が重要になるのでしょうか?

 

・これまでコンサルティングファームで働き、成功している人を数多く見てきた経験

・年収1600万円で他社に転職した上司へのヒアリング

スタンフォード大学MBA取得後、マッキンゼーを経たのち独立したアメリカの著名経営コンサルタントであるトム・ピーターズさんの主張(以下の書籍)

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦<1> ブランド人になれ!

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦<1> ブランド人になれ!

 

 

から、確信をもって言えるのは

「自分自身をブランド化すること(パーソナルブランディング)」の重要性です。

 

「”自分自身をブランド化する”って言っても、何から手を付けていいかわからないよ」

 

という方が多いかと思います。 

 

そのような方に、本サイトでサラリーマンが実施するべきと強く推奨しているのは

 

「優秀、かつ、可愛い奴」と感じさせるブランディング

 

になります。

 

この理由は、「優秀、かつ、可愛い奴」というブランドイメージを持っていると

 

・社内からも社外からも評価され、市場価値が高まる

・就職・転職活動でも強力な武器になる

 

ためです。

 

上記の理由の詳細については↓の2つの記事をご参照いただければと思います。

 

think-tank.hatenablog.com

think-tank.hatenablog.com

 

本記事では、まずは最も重要な概念である「優秀だ」と感じさせるためのブランディングに絞って具体的な方法を記載します。

 

「可愛いやつ」と感じさせるためのブランディング方法については別の記事で書きます。

 

「優秀だ」と感じさせるブランディングの具体的な実践方法

 

理解するだけでなく、実践することが大切 

 

それでは、具体的なブランディング方法について書いていきたいと思います。

 

これらは、あなたの置かれている状況によって、実践していけるものとそうでないものがあると思います。

 

ですから、

 

手を付けられるところから始める

 

ということをやってみてください。

 

読んで、理解できた、と余韻に浸るだけでは全く、これっっぽっちも意味がありません。

 

このサイトでは、何度も繰り返して、この声が枯れそうになるくらいに、言っていますが

 

実践しなければ何も変わりません。

実践すれば、人生が変わります。必ず。

 

それでは内容に入っていきます。 

 

パーソナルブランディングのために最も大切なこと

 

まず、一番重要な結論から書きます。

 

それは

 

スキルアップよりも、一目で「優秀」に見える「実績」を残すことにこだわり、努力し続けること

 

です。

自戒の意味も込めて、ここは特に気合を入れて書いていきます。

 

スキルアップの落とし穴

 

ブランディングといえば、まずはスキルを伸ばすための努力をしなければ、と思うかもしれません。

 

実際、私はスキルアップにかなり傾倒していました。

 

父親が会社から左遷された経験から、「自分の力を高め続けなければ」という危機感が常に頭にあり、スキルアップのためのビジネス書や専門書をたくさん読んできました。

 

これらはもちろん役に立った面はあるのですが、やや「遠回り」になってしまったな、というように感じています。

 

重要なことを述べます。

 

社内での評価でも、社外からの評価でも、最も重視されるのは、「あなたの実績」であり、「あなたのスキル」ではありません。

 

理由はシンプルで、スキルというのは非常に見えにくく、比較がしづらいものが多いためです。

 

スキルアップはなぜ、人から評価されにくいのか

 

例をあげましょう。

 

あなたはビジネスマンとって重要な必要なスキルであると聞き、「仮説構築能力」や「論理的思考力」に関する本を読み、知識をつけ、トレーニングを積んできました。

 

上司から「ところで君は何ができるの?」

 

と問われたので、以下のように答えました。

 

「仮説構築能力があります」

「論理的思考力があります」

 

このときに上司から思われるのは、どのようなことでしょうか?

 

 

本当かよ!」ということです。

 

そして、いざ、「どの程度、できるのよ」と聞かれたときに、

 

これらのスキルは見えにくく、能力が高いことを証明することが難しいのです。

 

さらに、本当にそれなりにスキルが身についていたとしても以下のようなことが起こりえます。

 

・スキルを活かせる場面が限定的であり、評価につながりにくい

・「仮説構築能力」や「論理的思考力」についての知識が上司にないため、わかってもらえず、評価につながらない

・これまではある程度評価してもらっていたのに、新しい担当が頭のいい上司に変わってからは、上司のスキルレベルが高すぎるため、結果として全く評価されなくなった

 

このように、書店などに行き、スキルアップ本に影響を受け、やみくもに「役に立ちそうな」スキルを身に着けたとしても、評価につながらないケースが多々あるのです。

 

スキルではなく、"実績"があることの強さ

 

一方で、以下のような実績がある場合はどうでしょうか?

 

・営業成績で店舗の過去最高記録を更新

・半期で〇億円の売り上げを達成した

・書籍を執筆し、累計〇万部の売り上げにつながった

・累計〇千人以上の前で、講演活動を行った

 

これらを見たときに、あなたはどう感じたでしょうか。

 

「優秀だな」、「すごいな」と感じたのではないでしょうか?

 

このように、一目で「優秀だ」とわかる実績を作ってあげると、上司も会社も、あなたのことを評価しやすいのです。

 

実績ができると、あなたのブランドイメージに確変が起きる

 

さらに、一度輝かしい実績をあげると、「この人は優秀な人だろう」という錯覚を与えることができるため、以下がついてくることになります。

 

・より良い仕事の機会

・より良いポジション獲得の機会

・優秀な人材と交流できる機会

・執筆や講演の機会

・ファンの獲得

 

このように、一つ優れた実績をあげられると、確変モードに入り、あなたの実績を加速度的に増やしていきます。

 

結果として、あなたのブランドイメージは指数関数的に向上することになるのです。

 (以下にイメージ図を記載しました)

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ここから導ける結論は以下の通りです。

 

スキルアップを目的とするのではなく、とにかく「一目でわかる実績」を残すために足りないスキルに絞って、獲得していくこと

 

そのため、今取り組んでいる仕事で、「頑張れば、一目でわかる実績を残せそうだ!」という人は、わき目も振らず、そこに全力で取り組んでいただければと思います。

 

実績を残す環境がない、という方へ

 

しかし、多くの人は以下のような状況なのではないでしょうか?

 

僕ちんの会社は若手社員のうちは裁量権がなく、雑用のような仕事しか、させてもらえないなり。すごい実績を残したくても、そんな環境がないなり。つらいなり。

 

このような悩みを抱えている人は、私を含め多いと思います。

そのため、現状を打破するために取り得る実践行動リストをつくってみました。

 

以下から、現実的に行えそうなものをピックアップして、実践いただければと思います。

 

【Jin式 パーソナルブランディング実践リスト】

 ①今、取り組んでいる仕事をじっくりと、色んな角度から眺めてみる。本当に実績を残すことにつながらないのか?思い込みではないか

 

②転職エージェントに会い、職務経歴書を書き、レビューをもらいながら、自分の経験や実績を棚卸する。そこから逆算して、今後取り組むべき仕事を考えてみる

 

③現在の部署で上司と信頼関係を築き、実績の残せそうな仕事があれば、すかさずアサインしてもらうように働きかける
(大きいなお金が動く案件や、会社の株式上場に絡む案件、執筆に絡む案件など、優秀にみえる実績が残せるものを嗅ぎ分け、手を上げよう)

 

④部署外の人とのネットワーキングを行い、社内で実績が残しやすい部署への異動希望だす

 

⑤自分の経歴に箔を付けられそうな会社に転職する

Googleマッキンゼーとか、皆が優秀だと知っている会社ならより良い)

 

⑥自分の実績をダイレクトに作りやすい会社に転職する

(少人数のベンチャー企業や、証券営業など)

 

⑦自分が実績を残したい分野の資格を取り、独立や転職をする

(弁護士や、公認会計士など)

 

TOEICの高得点や中小企業診断士資格など、「一般に広く認知されており、優秀さをアピールしやすい」資格を獲得する

 

MBA経営学修士)を獲得する

(会社派遣制度がなくても、私費で留学している人も多い)

 

⑩起業する

 

⑪ブログやSNS等、本業以外で実績を残す

(近年ではここから、執筆活動や講演、そして独立や起業につながっているケースは多い)

 

 

今後、個別の記事でそれぞれについて細かく記載していきますので、よろしくおねがいします。

就職・転職活動で内定を勝ち取る確率を倍増させる方法

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こんにちは、下剋上コンサルのJinです。

 

コンサルティングファームで働いている経験や、就職・転職活動を本人が行ってきた経験、多くの大学生の就職活動を支援してきた経験から、「就職・転職活動で内定を勝ち取る確率を倍増させる方法」をお伝えします。

 

1にも2にも、まずは「行動する」こと

9割の人が就職・転職活動というゲームの性質を理解していない

 

think-tank.hatenablog.com

 

↑の記事で、「9割の人が勘違いしている就職・転職活動の真実」をお伝えしました。

 

上記でお伝えしたことを総括すると、以下の通りです。

 

① 就職・転職活動は、受験勉強やスポーツと異なり、極めて運要素が強いゲームである

② そのため、「数うちゃ当たる」作戦が有効であり、試行回数を増やすことが重要

③ 面接に落ちるのが怖くてウジウジしている人は、どんな企業でもいいので、いますぐ応募すること。エージェントに会うのでもよい。行動せよ

④ 何を学んでも行動に移さなければ意味がない。行動して失敗をして、そこから学ぶことで血肉となり、本当の力となるのだ

 

前回の記事を読んで頂いた方も読んでいない方も、就職・転職活動において一番重要なことは「どんどん行動していくこと」であることがご理解いただけたかと思います。

 

理解できたら行動すること

 

今回は、

 

「どんどん行動していけばいいのはわかった。とは言っても、僕ちんは人生を完全に運に委ねるなんて嫌だな。具体的に、就職・転職活動で成功するための方法論を教えてよ」

 

という方のために、面接で圧勝するための方法論を伝授しようと思います。

 

とはいえ、この方法論を読んだだけで満足し、ブログを閉じ、「ふぃ~」とか変な声を上げながらパズドラに熱中している場合、私の左フックがあなたの頬をクリティカルヒットする危険性があることはご留意ください。

 

なぜ一流企業にも、全然仕事ができない人がいるのか?

 

あなたは、「この人は何でこんなに仕事ができないのに、うちの会社に入ってきているんだ」という人を目にしたことはありませんでしょうか?

 

先日、日本の一流企業である三井物産JR東海電通などで働いている友人と会話する機会がありましたが、皆、同じ疑問を感じているようでした。

 

わたしの働いているファームにおいても、

・関わったプロジェクトは、間違いなく炎上している

・仕事ができなすぎて、プロジェクトをたらいまわしにされ、現在は社内無職状態になっている

 

というような人が一定数、存在しています。

 

これは、実は、就職・転職活動の面接が持つ、ある特性に起因しているのです。

 

就職・転職活動は、

 

運要素に加えて、「候補者の実力(スキル+才能)」よりも、面接の中で「好印象を与え」つつ、「どれだけ優秀に見せられるか」

 

が勝敗の決め手となるゲームなのです。

 

したがって、実務能力が低い人が面接でふるい落とされず、結果として一定数、仕事ができない人が社内に存在しているのです。

 

特に、社員の首を切ることができない日本の大企業では、このように元々仕事ができないのに入ってしまった人に加えて、結果を残さなくても社内で居続けられる安心感から、仕事へのやる気を失ってしまった人が存在しているのが実態となっています。

 

なぜ面接官は、騙されてしまうのか?

 

9割の人が勘違いしている就職・転職活動の真実」の中で以下の内容をお伝えしました。

 

就職・転職活動では、30分程度の面接数回を通じて、候補者の採用可否を判断することになります。

 

このような短い時間の中で、面接官が初対面の「候補者の実力」を見極めることは極めて難しく、結果として、人間の「好き嫌い」や「第一印象」のような主観的で曖昧性の高い要素が結果を大きく左右します。

 

特に、就職・転職面接の面接官が特別な訓練を受けているケースは少なく、現場の社員が駆り出されて対応していることが多いため、主観的で曖昧な要素が入り込む可能性が極めて高いのです。

 

面接官が実務能力の低い人を誤って採用してしまう理由を説明するため、上記の「主観的で曖昧な要素」といった部分について深堀します。

 

まず、面接官のほとんどは、候補者と初対面である場合が多いです。

 

そのため、面接官が候補者をどのような人物か判断しようとする場合に、心理学の「ハロー効果」が強烈に作用することになります。

 

ハロー効果が面接官に与える影響

 

ハロー効果とは、「人間は、何か”目立ちやすい特徴”があると、その特徴に引きずられて、人間を評価してしまう性質があること」を言います。

 

たとえば、優れた経歴や社歴、目立った実績等がある場合、無意識的に「この人は優秀な人だろう」という前提のもと話を聞くため、何を話しても「やっぱり優秀だ」と解釈されやすいのです。

 

ルイ・ヴィトン」のロゴを見た時に、多くの人が「高級である」と感じてしまうのと同じ原理ですね。

 

企業は常に優秀な人を採用しようとしますから、「優秀だ」と面接官に感じさせられれば、させられるほど、面接を突破する確率が高くなります。

 

そのため、たとえ実務能力が低くても、「優秀だ」と感じさせるブランドイメージがあれば、面接官をまんまと騙して面接を突破することが可能になるのです。

 

「優秀」であっても落とされてしまうことがある理由

 

一方、どれだけ「優秀だ」と感じさせても、「鼻につくやつだ」と思われてしまった場合、面接官の独断により、平気で落とされてしまうことがあります。

 

これは、人間が、論理よりも感情で動いている生き物であることが理由です。

 

私は会社に入る前、「偉い人になればなるほど、論理的で、合理的な判断を下すのだろう」と考えていたのですが、実際はその逆でした。

 

組織にはヒエラルキーが存在するため、ポジションが高くなればなるほど、必然的に自分の意見に反対する人の数が減っていきます。

 

したがって、偉い人は、自分の思いつくままに、感覚的に意見を述べても、それがそのまま採用される可能性が高いのです。

 

このため、結果的に深く考えずに意見をすることが多くなり、論理性や合理性が失われるのです。

 

「感情面」から、面接官を惚れさせるには?

 

上で述べた通り、「優秀だ」と感じさせるだけでは「鼻につくやつ」と思われ、落とされてしまう可能性があります。

 

ここで必要になるのが、「可愛い奴」と感じさせる能力なのです。

 

具体的には、

・候補者の容姿が優れていたり

・礼儀正しかったり

・笑顔が絶えなかったり

・面接官との共通点があった場合

 

「鼻につくやつ」というイメージを払拭でき、無意識的に「こいつは可愛いやつだな。ぜひ一緒に働きたい。」と感じさせることができるのです。

 

面接官が実務能力を判断できない決定的な理由

 

「いやいや、やっぱり一番重要なのは、実務能力なんじゃないの?」

 

こんな声が聞こえてきそうです。

 

近年は、面接攻略本やWeb上の情報が溢れているため、「本当は持ちえない、実務能力をあたかも持っているかのように話す」テクニックや、「深堀質問されても、それに答えられるように徹底的にストーリーを作り上げる」テクニックが出回っています。

 

この結果、面接官は「候補者が本当に実務能力をもっているか」を質問によって判断するのが極めて難しい状態になっているのです。

 

このように、就職・転職活動の面接では、実際の実務能力は計測が難しいため、大きな差別化ポイントにはなり得ません。

 

そのため、就職・転職面接は、運要素に加えて、「優秀」かつ「可愛い奴」と感じさせる能力が勝負の決め手となるのです。

 

就職・転職面接は、運要素に加えて、「優秀」かつ「可愛い奴」と感じさせる能力が勝負の決め手

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↑をご覧いただければと思います。

 

9割の人が勘違いしている就職・転職活動の真実」でお伝えしましたが、大学受験やスポーツは、実力がものを言う世界です。

 

そのため、コツコツと実力を磨いていく以外に成功を達成する道はありません。

 

一方で、就職・転職活動はフェアじゃないゲームだとお伝えしました。

 

運が占める要素が大きく、かつ、実力よりも「見せ方」がものを言う世界なのです。

 

今すぐ、「優秀、かつ、可愛いやつ」と思われるためのブランドイメージ構築を始めよう

 

就職・転職活動に役立つブランドイメージ構築

 

ここまでで、「優秀、かつ、可愛いやつ」と感じさせるブランドイメージ構築が就職・転職活動に大いに役立つ理由をご理解いただけたでしょうか。

 

薄々気づいていた方もいるかもしれませんが、実はこの記事の「優秀、かつ、可愛い奴」を感じさせることの強力すぎるメリットについては、「年収1600万円で他社に転職したコンサルから学んだ、市場価値を圧倒的に高める方法 - 下剋上コンサルのキャリア構築予備校」で述べたこととかなり近い内容となっております。

 

上記の記事をお読みいただければ、

「優秀、かつ、可愛い奴」と思わせるブランドイメージが

 

・社内での評価、ひいては市場価値を高めることにも役に立つこと

 

をご理解いただけるかと思います。

 

理解だけでは意味がない。今日から行動しよう

 

最後に、何度も繰り返しになりますが、

何度でも繰り返して言いますが、

 

一番重要なのは

 

行動すること

 

です。

 

そのため、「優秀、かつ、可愛い奴」と思わせるためのブランドイメージを構築することの重要性はわかったとしても、

 

実際に、ブランドイメージの構築を行っていかなければ、全く意味がないのです!

 

「ンなこと言ったって、どうやるのよ?」

という声が聞こえてきます。

 

具体的なブランドイメージ構築の方法は以下の記事に詳しく記載しましたので、こちらを参考にいただき、今日から、行動に移していただければと思います。

think-tank.hatenablog.com

  

以上です。